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「タラ」(仮名) 性別:♂ (2014.3保護)


by RAIF_Fukushima

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保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪

皆さま、こんにちはディア・ママです。
いつも被災地に取り残されている ”あの子達” のために応援をして下さってありがとうございます!

今日は、RAIFの保護猫さん第一号の「キミちゃん」をご紹介いたします。

「ミキちゃん」を最初に見たのは今年の6月22日でした。
サビ猫さんですから女の子です。
このままにしておいては出産をしてしまうと思い保護しようかとしましたが・・・
遠くからでも授乳中と分かるオッパイをしていたので保護をあきらめました。
赤ちゃんが育ち自立しご飯が食べれる頃の2か月後位に保護をと誓いその場を去りました。
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_22263888.jpg
初めて会った「ミキちゃん」

実は「ミキちゃん」、他の団体さんが何度か保護されていたそうです。
ただ毎回授乳中で赤ちゃんの許に戻すためにリリースされていたそうです。

6月22日以降「ミキちゃん」は、毎回と言っていいほど給餌のたびに姿を確認できるようになっていました。
少しだけ私たちの事を認めてくれたのか、寛いでいる姿も見せてくれるようになりました♪
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_22281120.jpg
ある程度距離を置けば逃げなくなった「ミキちゃん」。(7/5撮影)

そして・・・この福島にも3度目の夏がやってきました。
夏は、「空腹」の苦しみに加え「渇き」の苦しみが ”あの子達” を襲います。
どんなに「ご飯」があっても、喉が渇いていれば食べれません。
この季節に「命」を落とす子は多いのです。
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_2226812.jpg
昨年の夏に見つけた亡骸

8月に入ってから酷暑が続き ”あの子達” が心配でした。
雨が降るたび「渇きから解放されたはず」と安心していました。
喉を潤し「美味しいご飯」を食べて生き延びて欲しいと日々祈っていました。

8月18日、とある団体を離れて初めての出動でした。
どのように今後活動していくか? 新しい団体をどうするか? と話し合っていた最中でした。
しかし、「命は待ってくれない」。
通常通り「ご飯」と「お水」を届けないと ”あの子達” の命を守ることが出来ません。
なので、私と「ぽこさん」とでいつも通り出動しました。

震災直後から給餌保護活動している「ぽこさん」は、手際と要領が良くテキパキと作業をされるので安心感があります。
で、私は「ご飯」の担当だったので黙々と作業していたら、「ぽこさん」ったら写真を撮っていたようですw

私マッチョに見えますが、実物はキャシャですよww
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肉体労働なので自然と筋肉と日焼けが・・・
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_22282092.jpg

あと2か所で終わりという事で「ミキちゃん」がいるポイントに行きました。
着いてビックリです!
なんとそのポイントのお宅から猪豚さん5匹も立て続けに出てきたりして、予定していなかった大掃除と家屋の補修等をするはめに・・・

もうヘトヘトとなって車に乗り出発をしようかとした、その時でした!
「ミキちゃん」がトコトコと私たちの目の前を通過していきました。
前回会った時に比べ驚くほどガリガリに痩せ毛艶が悪くなっていました。
慌てて「ウェットフード」を差し出すと私たちを警戒しながらも必死に食べています。
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「ご馳走」を必死に食べる「ミキちゃん」。

その後「ぽこさん」が、「ミキちゃん」に話しかけ続けていました。
どれだけの時間を要したのか覚えていませんが、徐々に「ミキちゃん」が心を開き始め近くまで来てくれました。
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口呼吸して苦しそうな「ミキちゃん」。

「マズイ! 体がペッタンコだ!!」
あまりにも痩せこけ、呼吸が苦しそうなその姿を見て「死」が脳裏をよぎりました。
「連れて行ってあげなきゃ、死んじゃう」
そう感じました。

でも、どこで保護する?
まだ団体も出来ていないし、シェルターもないのに・・・
そこで、とある団体様に祈る思いで連絡を入れてみました。
「連れてきてください。その子を助けてあげて下さい。」
どこも運営が大変なはずなのに、その方は即答でそう答えてくださいました。
団体は違っても「命」を助けるために救いの手を差し伸べてくださったこの団体様に、心から感謝いたします!

「ミキちゃん」はその団体様経由で病院に入院しました。
検査の結果、白血球の数値が若干高く、脱水と貧血症状がありました。
エイズと白血病は陰性で内臓疾患は見受けられませんでした。
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_222788.jpg
病院に向かう「ミキちゃん」

この「酷暑」と「渇き」が原因です。
被災地での生活は、「飢え」と「渇き」と「暑さ」と「寒さ」、そして「ストレス」との闘いです。
「ミキちゃん」も2年と半年の間、闘い疲れていたのでしょう。
また、「渇き」により「ご飯」を食べることが出来ず衰弱していたのだと思います。

「間に合って良かった」

その後「ミキちゃん」は、無事に退院いたしました。
(入院費等はRAIFが支払をいました)
お世話になっている団体様の皆さんに甘えている「ミキちゃん」♪
保護猫さん第一号は「ミキちゃん」です♪_a0318802_22274480.jpg
こんなに甘えたサンってことは飼い猫さんなのでしょうね。

2年と半年もの間、安心して眠ることが出来なかったのでしょう。
今まで分を取り戻すかのようにずっと寝ているそうです。
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ヘソ天で寝れるようになった「ミキちゃん」。安心して寝ています♪

そんなこんなで、新団体名が産声を上げる前の18日に、保護っ子第一号「ミキちゃん」を保護いたしましたw
18日に出会えていなかったら二度と出会えなかったかもしれない「ミキちゃん」と、引き合わせてくださった神様に感謝いたします。
皆さま、「ミキちゃん」の回復を祈ってこれからも応援してくださいね!


「RAIF」は、まだ立ち上げたばかりの団体でシェルターもなく何もありません。
でも、全員が震災直後からいままで福島っ子のために活動してきた実績と信頼あるメンバーです。
どうか私達「RAIF」に、 ”あの子達” を助けさせてください!
これからも、何卒応援ご支援を宜しくお願いいたします。
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# by RAIF_Fukushima | 2013-08-26 22:51 | 活動報告

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